肩こりの正体ってなんやろか。。。続き
ーーー昨日の続きーーー
では、そんな何が原因で起こっているかわからない肩こりをどのようにして
原因を探し当てているのか?
長年治療をやってきた勘?笑
いやいや、そんなわけはありません😅
たくさんの人の体を触り、積み重ねてきた知識と技術による「第六感」的なものは
稀にあるとは思いますが、基本的にはロジカル(論理的)に考え、「肩こり」という症状(現象)が出てきた
原因を、患者さんとのコミュニケーションや施術中の体のリアクションを感じながら探っていきます。
注目していただきたいのは、上記にある「肩こり」という症状(現象)という部分。
世間一般では、肩こりって五十肩やヘルニア、脊柱管狭窄症、足の捻挫
などのような、傷病名だと認識している方が多いんですが、実はそれは間違っていて
何か他の体や体内に起きた異常により結果的に肩に症状が出現した!という認識の方が
正しいんだと思います。
これが、いわゆる【肩こりの原因は、肩にあらず】と言うことなんです。
文章、言葉だけを見て考えると、
「じゃあ、足と肩は繋がってるの?」
「腰と肩は繋がってるの?」という質問が出てくるかと思います。
けど、これは決して、体のどこかとどこかが、筋肉や筋膜(最近この筋膜が治療業界ではブーム)
で繋がっているから、そのような現象が起きている!というような意味だけではないんです。
もちろん、解剖学的だったり生理学的だったり、物理的な要素も現象を引き起こす原因の一つではありますが、
それ以外にも、その人を取り巻く外部環境や、思考・精神状態などの内因的な要素が大きく関係していると考えています。
だから、いくら長い年月、治療に携わっていたとしても、第六感だけでは本当の原因!と言うものが見えてこないんです。
だから、僕は時間をかけて患者さんとコミュニケーションを図り、患者さんから得られた情報と、経験から蓄積された情報を
混ぜ合わせ、なぜその現象が起きたのかを患者さんと一緒に探すようなより方をしています。
これが、患者さんにも常々話している『体を治すのは術者ではなく、患者さん、御自身なんです!』ってところに
結びつくんだと思います。