2020.03.11
筋肉をつければ、痛みは改善する?
コロナウイルス肺炎で騒がれている最中、ただの鼻風邪になってしまって
周りの視線がやたらと気になるようになってしまっている、カド整体院の近藤です。(左の鼻からだけ水っ鼻が出てくる、、、ツライ)
今日は、患者さんとの会話で、「あ!!ちょっと勘違いしちゃってるな~」って感じたことを
説明していこうと思います。
過去の会話の中から、勘違いして理解してしまってるな~と感じたことはいくつもあるので
今後はそういった内容のことも話していけたらな、と思っています。
今回は、筋肉を鍛える意味!についての説明をしようと思います。
筋肉を鍛える(一般的には、筋肉をつける と言われているのかな)ということに対する一般的な知識として
①動きが良くなる(例:太ももの筋肉を鍛えれば、脚が上がりやすくなる!とか)
②代謝が上がる(例:新陳代謝が上がるので、ダイエット効果がある!とか)
③血流が良くなる
④姿勢がよくなる
⑤肩こりや腰痛に悩まなくなる
などの効果があると理解しておられる方が多いです。
このように理解のしかたは、大きくは間違っていまいんですが、
痛みなどの症状を治していく上では、この理解のままだと思ったような成果が期待できない
ケースが出てくるので、微妙な理解の違いを説明しようと思います。
上記①~⑤の中で、特に、勘違いの知識のままで理解してほしくないのは
①④⑤に関してです。
ここを勘違いしたままにしておくと、体の為に良かれと思ってしていたことが
逆に体の状態を悪くしてしまっている、痛みの原因を作ってしまっている!なんてことにもなるので
ぜひ!!気を付けていただきたいと思います。
簡単に説明していきますね。
まず①に関してですが、
確かに筋肉を鍛えると、その筋肉に関係のある関節の動きは良くなるので、これ自体は間違いではないんですが、
動きが良くなる=痛みが治る 動きがよくなる=すべてのパフォーマンスが上がる
と、必ずなるわけではありません。
例えば、体操選手って鍛え上げられた体をされていますが、じゃあ、あれだけ筋肉がついているのなら
メジャーリーガーの大谷翔平選手の様に凄く速いスピードのボールを投げられるのか⁉というと
そういうことはなくて、へたすれば中学生の野球少年よりも遅いボールしか投げられない場合だってあります。
どういうことかと言うと、ある動きに対する必要な筋肉と、その動きに対して有効的な筋肉の使い方(体の動かすコツ)
ってのがあるので、その目的に合わせた筋肉をつけないといけなくて、ただ筋肉をつければ、すべて良くなる!ってことにはなりません。
これって逆を言うと、筋肉が弱くても使い方のコツさえ掴めれば、最大限のパフォーマンスを発揮できる場合もある!ってことも言えます。
この辺の話をしだすと、難しくなっていくので、なんとなく知っておいてもらうだけで大丈夫だと思います。
この①の理論から言っていくと、
④に関しても、正しい!とされている姿勢を維持するために必要な筋肉を全体的にバランスよくつけていく必要があるんですが、
姿勢に関しては、筋肉だけの問題ではないケースもあるので、
ただやみくもに
「背中が丸いから背中の筋肉を鍛えるぞ!!」
とか
「腰が丸いから腹筋を付けて背中を伸ばすぞ!!」
で筋肉を鍛えていくと痛みをなどの体の不調を誘発してしまうことにもなりかねません。
⑤に関しては、、、まったくの嘘ですね(-_-;)
ありえません!ってか、もしこれを本気で言う施術家がいてたら、その先生のことは疑ってもいいかもしれません(;一_一)
そもそも、肩こり腰痛ってものを理解できてないですから。。。お疲れっすΣ( ̄ロ ̄lll)
簡単に説明したつもりでしたが、わかりやすいのか、わかりにくいのか
微妙なとこではありますが、ざっくり言うとこんなところです。
実際に、このような話をされた患者さんも、テレビや雑誌などのメディアの情報からの知識ではあると思うんですが
テレビだからと言ってすべて正しいと思い信じてしまうのは、危ない場合もあるので、
みなさんも、すべてを鵜呑みにせず参考程度に聞いておいて、僕らに改めて確認しに来てもらえればいいと思います。
なんでも、相談ください((´∀`))
カド整体院 近藤