2020.03.18
疲れを感じない人
毎日、芸能人の不倫報道が取り上げられているらしい(仕事なのでテレビ見てない)と言うことを聞いて
日本の終わりが見えてきたな、、と恐怖を感じている近藤です。テレビの向こうの人のこと批判している暇はないですよ〜
さて今日は、体の疲れ、、大まかな意味で言うところの体の異変!について話したいと思います。
今日、患者さんとの会話の中でこんなやりとりがありました。
僕:「肩と背中の筋肉の緊張がキツイですね」
患:「それって凝ってるってことですか?」
僕:「○○さんの場合、スポーツをされてるので、筋肉や体自体に疲れが溜まってるんだと思います」
患:「わたし、疲れたとか感じたことないんです。だから疲れないんだと思います」
このやりとり、実は珍しいものではなくて、他の患者さんとでも、よくある会話なんですが、
みなさん、この内容に関してどう思われますか?
おそらく、ほとんどの方が「疲れを感じないなんて羨ましい」なんてことを思ったんじゃないでしょうか?
たしかに、疲れを感じないなんて、まるで『不老不死』の体でも手に入れたかのようで
すごく羨ましい話んですよね。
でも実はそれ、大きな間違いで、疲れが溜まらないと思い込んで過ごしていると
ある時突然、身体を壊す可能性もある危険な状態!ということを認識しておく必要があります。
どういうことか、簡単に言うと
日々、少しずつ少しずつ疲労が蓄積されていってるにも関わらず、
体が疲れていること自体があたり前になってしまっているので、疲れが溜まっていってることに気づかない。
もうひとつ言うと、その状態に慣れ過ぎているために、自分の体が疲れていることすら気付いていない!という
最悪の状態なんです。
このまま放っておくと、ケガもそうですが、自律神経系の乱れだったり、内臓系に悪影響がでたりすることもあります。
では、ここでいう「疲れ」とやらは、どのように解消していけばいいのか?
今回の患者さんは、疲れが溜まっていない!と言える理由について
「家でゆっくりしているから疲れない」と言っておられたんですが、
ほんとうにゆっくりと寛いでいるだけで疲れは解消されるんでしょうか?
答えは NO です。
全くの間違い!というわけではないんですが、何が間違いかというと
ゆっくりと寛いでいても、“精神的”な面でのリラックスができていない場合がほとんどだからです。
例えば、家で寛いでいる時に、テレビを見ていたりスマートフォンを使っていたり、本を読んでいたり
しながらゆっくりとすごしているのは、体はゆっくりしていても、目だったり耳だったりから絶えず情報が
入ってきているので脳みそは働きっぱなしの状態です。
これでは、神経的にもリラックスできた状態とは言えないので、この寛ぎ方では疲れがとれないんです。
なので、もし疲れを解消したいな〜ってときがあれば
ただ家でゆっくりするだけではなくて、テレビやスマートフォンなどの外からの情報はシャットアウトして
体も脳も心も、全てリラックスできる環境をつくってあげるといいと思います。
ちなみに、耳からの情報でもリラクゼーション系の音楽(クラシックやヒーリング系)のものは
聴くことで精神的なリラクゼーション効果が期待できるので、その方法は使ってもらっていいと思います。
疲れを取るためのリラックス方法はわかったけど
家では、なかなかそんな環境をつくれない!!ってお困りの方は
当院に来ていただくとか、自分の好きな場所は出かけたりするのもいいと思います。